2011年9月2日金曜日

“どじょう総理”の政治活動

 新総理が誕生した。民主党代表戦の投票前演説は多くの議員の心をつかんだといわれる。現段階では世間でも好意的に見られているようだ。特に、詩人・書家の相田みつをさんの作品「どじょうがさ金魚のまねすることねんだよなあ」の引用は有名になった。相田みつを美術館には来館者が増え、作品を収録したダイヤモンド社の『おかげさん』は増刷が決まった。

 しばらく経つと、「どじょうみたいに」などという言葉を頭につけて、「泥に潜って逃げるのか」「つかみ所がない説明ばかり」「2匹目を期待するな」「背骨がふにゃふにゃしている」などと揶揄されそうな気もする。ただ、金魚が飼われている水槽のようにはきれいとはいえない政治の世界で、泥臭い政治がどれほど効果を発揮するのか、しばらく見てみようと考えている。