2010年6月21日月曜日

税制議論に未練たらたら!?

昨年末からスタートした政府税制調査会。

鳩山内閣の総辞職や、参院選を目前に控えている
ことから、最近ではめっきり動きがなくなってしまった
が、昨年末にかけては多いときで週に2回の本会議
を開いていた。

もちろん国会会期中だったため、税調の開始は国会
審議終了後の午後5時、終了は決まって午後7時。
数時間にも及ぶ国会審議の後に、2時間の税制議論。

さぞ疲労がたまったことだろう。ある税調首脳が、
本会議終了後、秘書に「頭がクラクラする」とぼやいて
いたことがある。還暦をとうの昔に迎えたご老体にむち
打って、税調を引っ張る姿に感動すら覚えたものだが、
この税調首脳は今回の参院選を機に政界引退が決定
している。

しかし、これから本格化する税制議論に未練たっぷりの
ように見えて仕方がない…

2010年6月15日火曜日

大量のコンピューターはいずこ…

もはや、なくすことなど考えられない状況になっている
「e-Tax」。現在の利用率は50%近くということで、
特に「最寄りの税務署まで30 キロメートル」といった
地域での効果は絶大となっている。

利用率50%近くということはそれだけ膨大なデータを
処理・管理していることになり、となれば巨大なサーバー
がどこかに用意されているであろうことは想像に難くない。

その巨大サーバーがどこにあるかが気になるところだが、
サーバーの所在について確認すると、「非公開」だという。
確かに全国の納税者情報を管理しているものだけに、
物理的なテロにでもあったら一大事。
非公開にもうなずける。

今日もどこかでひっそりと、国民の情報を管理するために
稼動中のサーバー―想像すると昔のSF映画のようだ。

2010年6月8日火曜日

後がコワい? 納税者メシ

税務調査はにぎやかな街中で行われるとは限らない。
時には人里離れた、自然あふれる農村地区が舞台と
なることもある。

丸一日かけての調査では、昼食を出先周辺でとること
になるわけだが、近くにコンビニすらない状況となると
それも難しい。そんなとき、調査対象の納税者が職員
に手料理を振る舞うことがある。

そこは規則正しい国税職員、丁重にお断りする。
ところが、相手が田舎暮らしの高齢者だと、
「人情からどうしても断りきれないこともある。

人恋しさゆえと分かるとなおさら…」ということもあるよう
だ。しかし、優しかった納税者も後で修正申告となると
「ウチでご飯食べさせてやったのに!」と、文句を言って
きたケースがあるというから困ってしまう。

気遣いがうれしいやら後のトラブルが怖いやらの
「納税者メシ」である。