2010年9月22日水曜日

TVドラマでイメージアップ?

10 月から国税査察官を描く新たなテレビドラマが始まる。主演女優のコスプレが売りだそうで、リアルとはかけ離れた「社会派〝風〞エンターテインメント」といった趣きだろうか。あるベテラン査察官にドラマについて聞いてみると、「コスプレねぇ」と表情は渋い。
 査察官といえば、一般的には激務の印象が強い。春の連ドラで話題になった『チェイス~国税査察官~』でも、家族を犠牲にして脱税犯を追う姿が描かれたことは記憶に新しい。職場環境改善に向けた取り組みは随分前向きに行われるようになってきたそうだが、それでも、「他部署への異動を申し出る職員もけっこう多い」(同)のだとか。このベテラン査察官、「ドラマを見て、査察官を志す若者が増えないかなぁ」とポツリ。
 なんだかんだ言って、期待しているようだ。

2010年9月13日月曜日

都心ほど古い税務署

 あちらこちらの税務署を訪問すると、古くて床がきしむところもあれば、訪れるのが楽しくなるほど新しくきれいなところもある。
 実はこれ、東京の場合中心部に行けば行くほど古い建物が増える。
 なぜなら、東京の中心部はいまでも地価が高い。建て替えを計画したとしても、仮庁舎の賃料が高く、どうしても修繕や建て替えなどが後回しになってしまうのだという。その結果、築40 年以上という建物がごろごろ残ってしまっているのが現状だ。
 資料によると、明治期などの税務署は当時の絵はがきにもなったくらいで、いま見るとれんが造りや和洋折衷といった建築様式に非常に趣を感じる。現存の築40 年の税務署も、もう少したてば「昭和の貴重な建築様式をいまに残す」となる─かもしれない?

2010年9月7日火曜日

新議員会館はホントに豪華?

新国会議員会館に行った。公開されるやいなや「豪華すぎる」と世間の批判を浴びたこの新議員会館だが、本当に豪華なのだろうか。
扉やテーブルなどが木目調で統一された事務所内は、あくまで木目“調”。よく見ると合板で、なんとなく安っぽさが漂う。応接用のソファーなどはそれなりに頑張っている感じもするが、秘書のいる部屋などはすべて通販か大型激安家具店でそろいそうな質の机やいすだ。実際はどうか分からないが、それほど豪華な印象は受けなかった。
 一方で、豪華だと思ったところ、それは「空間の使い方」。特に1階は、いったいなぜあそこまでだだっ広いのか。エレベーター近くのスペースなど、街中のビルなら座れる休憩スペースを設けそうなものだがそれもなく、ひたすら広い。開放感はあるが、よく考えたらこれは豪華というより、ムダ?