2009年11月24日火曜日

「イータくん」の中は…

毎年11月11~17日は「税を考える週間」。この期間中にはさまざまなイベントが開かれ、e‒Taxのイメージキャラクター「イータくん」の着ぐるみが各種イベントに花を添える。

この着ぐるみに入るのは税務当局の職員。実際入った人に聞くと、非常に暑く、そして周りがまったく見えないという。 

さきごろ行われたプロ野球球団の監督を招いた税務署のイベントでは、イータくんのほかに球団所属のマスコットキャラクターも応援に駆け付けていた。

さすがプロマスコットは芸達者で、見ている人を飽きさせない。イータくんにも盛んに絡んでいた。 だが悲しいかな、イータくんは周りが見えない。絡んでもらってもフリーズしたように動きのないイータくん。「インカムか何かで動きを指示したほうがいいのかな…」と、とある税務職員は呟いていた。

2009年11月16日月曜日

「ドイツうらやましいなァ」

税制改正プロセスの透明化を掲げる民主党。政府税制調査会も報道陣にフルオープン。記者も税調委員と同じ部屋で傍聴することができる。

あるとき、峰崎直樹財務副大臣が、冒頭こんなことを言い出した。「先日、大学の先生であり税理士でもある方から一通のメールをいただきまして」。

峰崎副大臣が紹介したのはドイツで起きている「資産税を復活すべきだ」という運動の話。運動を起こしたのは、復活したら納税する側の富裕層の人々。

「国の財政が大変ないまこそ祖国のために協力する」という意識によるものだという。 

峰崎副大臣、「ドイツという国はうらやましい国だなあ、日本でも同じ運動が起きないかなあ」と思わずホンネを吐露。富裕層の皆さま、増税要望なら猛スピードで通る…かも?

2009年11月9日月曜日

これまでの政府中枢とのパイプが…

政権交代から2カ月、この間、実は多くの新聞記者が一変した政府中枢とのパイプ作りに躍起になっていた。自民党政権のときには、大臣やその周辺議員の秘書とは太いパイプが築かれていたが、民主党政権になりこれが使えなくなった。

さらに、政治家主導の改革のため、官庁サイドから得られる情報が極端に少なくなったのだ。一般紙は、与野党幅広くパイプを持っているためダメージが少ないが、地方紙記者は、これまで地元では、ほとんどが与党自民党だったためかなり大変。

なかでも、今回の総選挙で民主党の新人議員ばかりが当選した地域では、「パイプは作りやすいが、有力情報が取りにくくなった」などの問題も抱える。業界紙も政府中枢とのパイプの面では手を焼いているが、それでも、税制関係については、密室協議が少なくなったのでかなり情報が集めやすくなった感じだ。

2009年11月2日月曜日

税務署長も飛び込み営業!?

税務署長と飛び込み営業。営業というには、ちょっと語弊もあるが、今回は税務署長による“飛び込み営業”の大成功事例を紹介する。

ある税務署長と職員が、管内の団体に就任のあいさつ回りをしていたとき、日本の宇宙開発を担うJAXAの研究施設を見つけたそうだ。その街は「宇宙開発の街」として知られており、「街を代表する施設に、税務署としてあいさつをしないわけにはいかない」と、アポなしであいさつに伺った。署長の人柄もあってか、話は弾みに弾んで「JAXA名誉教授による宇宙教室」の開催がトントン拍子で決定した。

宇宙教室当日は、署長をはじめ、担当の税務職員が慌ただしく動き回っており、教室は大成功のもと終了した。

これだけのイベントが開催できたのも“署長の飛び込み営業”があったからこそである。