65歳引退を宣言していた某税理士。
60 歳を超えて後継者の息子税理士を代表に据え、
本人は会長職に就いた。「引退までの間は息子をサポートする。
それからは自力で頑張れ」というのが口癖だった。そのため、
代表は譲ったものの、細かなことにも口出ししていた。
ところが、65 歳を迎えても、引退どころか経営への口出しも
これまでと変わらない。金庫の実質責任も会長がまだ握ったままだ。
確かに、昔と違い65 歳はまだ十分に働ける。
ただ、この状態にスタッフも後継者を責任者と感じておらず、
会長の顔色ばかりをうかがっている。
そのため、後継者は、十分な力を発揮できない状況だ。
引退宣言した税理士はいま69 歳。後継者も40 代も半ばを迎える。
端から見ていると、後継者は年々自信をなくし、
父親の会長税理士はますます元気になっている。
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