2011年2月28日月曜日

「脱税できない」はデメリット?

「社会保障と税の共通番号制度」に関する議論が過熱している。そんな中行われた国会議員のとある会合で、番号制の税務分野での活用について議論していた最中の出来事。出席議員の1人が「脱税は出来なくなるけれども、それ以上にメリットはある!」と発言。脱税を“是”とする発言に場が凍りついたものの、お仲間だけの会合だったので、議論はすぐに元のペースに。おそらく議員は、節税と言いたかったのだろうが、あまりにも痛い間違いである。

番号制には、「脱税・租税回避の防止」という目的が間違いなくある。導入により脱税・租税回避は減るだろうが、一方で、この議員の言わんとしていた通り、社長さんの節税を難しくする可能性も含んでいると思う。本紙では今後、番号制が節税に与える影響を詳しく検証していきたい。

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