文部科学省の税制改正要望のなかに「オリンピックメダリストに対する金品の非課税措置における団体の拡充」がある。
中川正春文部科学副大臣“肝いり”の要望で、第11 回政府税制調査会ではこれについて熱弁。「こういうのは理屈じゃない」と持論を展開し、出席者からは笑いも。
これに対し、税調首脳はあくまで冷静。「億円プレイヤーがメダリストになってもおまけをするのか」と反論した。また、中川副大臣は「寄付税制の拡充」についても熱弁。いくつか否定意見は出たものの、ある税調首脳からは「われわれはなんでも否定する悪い癖が付いて、夢がなくなっている」といった声も聞こえた。
結局、寄付税制の拡充については「今後も議論すべき」ということになった。税調は夢を語る場ではないが、ある税制の財源のために、本当に必要な税制が削られることがあってはならない。
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