2010年11月1日月曜日

『ナサケの女』

 今期の新ドラマとして、テレビ朝日系列で『ナサケの女~国税局査察官~』がスタートした。米倉涼子が東京国税局の査察官として脱税者に立ち向かうというもので、見どころは「毎回のコスプレ」らしい。とりあえず初回の視聴率は17.6%と上々の立ち上がりとなった。さらには、日本テレビ系列でも篠原涼子を主演に据えて会計検査院職員を扱った『黄金の豚―会計検査庁特別調査課―』がスタート。なぜか役所ものドラマが大流行中だ。
 また、双方のセリフやコピーがすごい。『ナサケの女』は「脱税するやつは、日本の道路を歩くな」、『黄金の豚』は「税金を食いものにする悪党どもへ。『カネ返せ』」と権高。不況でたまるうっぷんを、脱税者や不正会計を行う公務員にぶつけ、すっきりとしたい――という世相の表れなのだろうか?

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